御国の福音と恵みの福音

御国の福音

 御国の福音は、バプテスマのヨハネやイエス キリストが、旧約で預言されていたメシア的王国が来ることをイスラエルに向かって告げ知らせ、その王国を来たらせるメシアがイエスであることを信じるようにと言われた福音です。この福音が告げ知らされた時、もしイスラエルがイエスをメシアだと信じたのであれば、メシア的王国は直ちに到来するはずでした。しかし 、イスラエルはイエスを拒否して十字架に架けたので、その到来は将来に先延ばしにされたのです。 そして、その将来のメシア的王国到来の時までの間に挿入されたのが教会時代です。その教会時代の人達に告げ知らされているのが恵みの福音です。

  御国の福音は、イエスの十字架を信じることではありません。なぜなら、その福音が宣べ伝えられた時代に、イエスはまだ十字架に架かっておられないからです。御国の福音は、旧約で預言されたメシア的王国の到来が、メシアであるイエスによってもたらされることを信じることです。

そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、 「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。マタイ3:1,2

イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。マタイ4:23

恵みの福音

 恵みの福音は、イエス キリストの十字架を信じることです。イエスが十字架に架かられて以降の教会時代の人は、この福音を信じることによって救われます。使徒パウロが宣教したのは、この恵みの福音です。

しかし、自分の決められた道を走りとおし、また、主イエスからいただいた、神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません。使徒20:24

兄弟たち、わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなたがたはこの福音によって救われます。さもないと、あなたがたが信じたこと自体が、無駄になってしまうでしょう。最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、・・・1コリント15:1~5